〈予告・緊急開催〉6/15(日)◎核兵器だけではなく「提灯奉迎」にもノーモアを!
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「戦後80年・路上大学」(第4回)
核兵器だけではなく「提灯奉迎」にもノーモアを!
6月15日(日)18時〜19時(延長あり)
新宿駅東南口・大きな木の下
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かつての軍都・広島では、日本軍が侵略地で戦勝するたびに「提灯行列」を行っていました。
下の写真は、1937年の南京侵攻・占領時、冬の夜にもかかわらず、他国の首都に侵攻し、武力で占領、つまり暴力で奪い取ったことを祝った「提灯行列」の写真です。(その市民の多くが、約8年後に原爆による大量殺戮で殺されてしまいます。
「提灯行列」にはこのような苦々しい歴史があります。
しかし、そのような歴史を経験したはずの広島で、しかも原爆ドームに近いひろしまゲートパークで、「提灯奉迎」が行われることが発表されました。6月19日から翌日にかけて広島を来訪する天皇・皇后の来訪を歓迎する目的です。天皇・皇后は、宿泊するホテルの窓越しに「提灯奉迎」を見るとのこと。
県商工会議所連合会の池田晃治会頭が会長を務める「天皇陛下奉迎広島県委員会」は、「広島県民が歓迎し、感謝を申し上げていることを盛り上がるようにやっていきたい」とその意図を表明し、さらに、高校生による「奉迎太鼓」も行われることが発表されました。

その計画のあまりの愚かさ。この人たちは「提灯行列」に伴う苦々しい気持ちを共有していないのか。そもそも広島における「提灯行列」の歴史すら知らないのか、それとも知ったうえで、それを愚かしい歴史とは感じていないのか。
「核兵器」だけノーモアを唱えれば良い、という状況ではありません。侵略へのノーモア、植民地主義へのノーモアを「ノーモア・ヒロシマ」を打ち出さなければ、このような(愚かな)傾向はますます進んでいくでしょう。
新宿の地で、この流れに抗いたいと思います。
※6/15、パレスチナ問題での渋谷デモ(15時出発予定)終了後、新宿駅東南口で18時〜19時、〈路上大学〉を開きます。ご参集ください。